2011年8月22日月曜日

The Mechanic


日曜日メカニックという映画を観てきたのでその感想。
あらすじとかは公式サイトやwikipediaをみてね。

メカニック 公式サイト
メカニック wikipedia

ウィキペディア見て初めて知ったけど、これリメイクなのね。
当然リメイク元は観ていないので比べてどうこうは一切ありません。

まあジェイソン・ステイサム主演のアクション映画、というわりにはアクションの派手さはない印象。
完璧な暗殺者という設定上、敵を完璧に圧倒する能力の持ち主なのでサクサク相手をぶち殺していきます。
なのでマッチョな男と男の汗と汗と血と血の殴り合いが見たい!という感じだと少し肩すかしくらってしまうかもしれないです。
アクションシーンはあるけど、アクション映画という見方をしないほうが正解と言っていいくらい。
じゃあどういう映画としてみるのがいいのかっていうと、殺した恩人の息子と接することで生まれる葛藤や苦しみ、殺人者としてしか生きることができない自分に苦しむ主人公がそれに向き合う映画、としてみるのが多分正解。
多分脚本書いた人も監督もそういうお話をとりたかったんじゃないかな。
とはいうものの積み重ねた物語が終わりに向かっていく盛り上がりやカタルシスはまったく足りない。
ストーリーとしての欠陥を特に感じないのに物語の盛り上がり不足に感じてしまうのは、演出上の欠陥があるからと言っていいでしょう。
どんな欠陥があると感じたかと言うと、

①ジェイソン・ステイサムの恩人がダメ人間と断じた息子がそんなにダメじゃない、むしろ強い。

②クラシックと船と旧車が好きそうだ、という部分以外、女も適当にヤるだけだし、どうして暗殺者として生きているのか、恩人にはどんな恩があるのか、そもそも自分の暗殺という仕事をどう思っているのか、全く想像するしかない。

③完璧な能力を持っていて周到な準備を売りにしているわりには、命令が雑。

大きくこの3点かな。
特に問題なのは②だと思う。
最後にごちゃごちゃあるんだけど、結局復讐をやめさせるために殺人の技術を教えたのに復讐の対象は自分だと気付いたから復讐されるふりをして結局相手を殺すって、意味がわからないんだよ。
復讐させたくないなら殺人の技術なんて教えなきゃいいし、バレた時点で殺すつもりならそんなくどい殺し方しないでさっさと殺せばいいんだよ。
意味を通すには少なくとも葛藤や心変わりが場面場面で必要なはずなんだけど、その描写は基本的にない。
だから最後まで一体こいつは何なんだろうと不思議で入り込むのが難しくなっている。

あともったいないというかなんというか、思ったのは、のちのち生きてきそうな雰囲気満載の意味ありげな言葉、セリフが結局なんの役にも立たないシーンが多すぎということ。
「動機のある殺人はするな!」とか「自分のうちなる言葉に従え」とか「周到な準備が勝利を導く」とか、まあ最後のは少しは出てくるけど、もっと物語を盛り上げる為に使えるでしょ!
本当にもったいない。

まあ多分アクション映画として売り出そうとしたんだろうね。
だからそういう葛藤の部分は全部はしょられているんだと思う。
だったらもっと殴って蹴ってぶっ殺しまくって女の裸をもっと出せばいいのに、なんでこんな中途半端なことするんだい。
中途半端、ぴったり当てはまる映画でした。

一番笑ったのは、武器商人を首吊り窒息オナニー中の事故死に見せかけて殺すんだけど、偽装の為に再生したAVがなぜかレズものだったところ。
きっとその武器商人は自身の男性機能が不能で、その反動で武器に興味を持つようになり、刺す刺されるの満足は武器を供給することで得ているので、肉感的な快楽は舐める舐められる、レズシーンを観るということで得ていた、ということなのだろうか。
多分、レズのが面白いんじゃね?くらいの話だと思います。

まあそんな感じです。
DVD出ても観なくていいと思います。

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