2011年8月15日月曜日

THE TREE OF LIFE



土曜日にTHE TREE OF LIFEという映画を観てきたのでその感想。
どんな賞を受賞した作品とかは公式サイトやwikippediaで見てください。

THE TREE OF LIFE 公式サイト
THE TREE OF LIFE wikipedia

つまるつまんないという話でいうとつまらない。
いい悪いの話でいうと、悪いかな。
50年代アメリカの家庭とその中の抑圧、母のように神を信じ生きるのか、父のように幸せになるために力を求めて生きるのか、その葛藤を描く映画、ってだけならすごく面白くなりそうだし、そのくだりは俺以外の観た人もきっとおおむね好感と興味を持って観ていたはずだけど、それらをいきなり天地創造のくだりを映像で挟みだすから劇場全体が何度もポカーンとなった。
だって子供のころの回想シーンが始まるのかなと思ったら、マグマジュワジュワのシーンだったり、川沿いで弱っている恐竜の子供がほかの恐竜に踏みつけらるけど喰われはしないよくわからないシーンだったり、隕石がぶつかって氷河期突入したり、血管の血が流れる映像やら細胞の中の映像だったり、そんなのがちょいちょい挟まるんだよ!
そりゃポカーンとなりますよ!
宇宙や地球が出来る過程と細胞内の小宇宙を同じラインで描くのは凡庸と言えるほど普通だし、それと同様に神の世界と家庭を同じラインで描くのもいいんだけど、両方映像で見せちゃうとまるっきり別モンにしか見えないから!
隕石ボーン!の直後にベビーベッドの映像出されても意味はわかるけど、いくらなんでも間抜け過ぎだよ!
上映開始10分くらいでおそらくブラピ見たさでよくわからず来ただろう女性が結構はっきりした声で「なにこれ、つまんない」と漏らしていたが、まあしょうがないよ。

あとこれはお話を盛り上げるんだったらこうして欲しかったという要望に近い文句なんだけど、現代では成功したショーン・ペンは父親殺しのために実業家として成功したという風にしないといけないんじゃないかな?
厳格で横暴な父親に抑圧された少年時代、父親を乗り越えるために彼が成し遂げられなかった成功を手に入れたという風にしないと。
実際には少年時代に父親は音楽家を諦めてなろうとした実業家としても成功することが出来ず、勤務していた工場をクビになった段階で少年ショーン・ペンに、今までつらく当たって悪かった、俺が間違っていたとわびを入れちゃうんだ。
殺す前に勝手に死んじゃうんだよ!
まあだから成長する機会、父親殺しの機会を永遠に失って父親と同じ失敗、家庭不和を現代のショーン・ペンは繰り返しているという風には考えられるんだけど、どうせなら父親を乗り越えたい、父親と同じ風には絶対なりたくないと思っていたはずなのに、という方が面白いんじゃないかな。
まあ勝手な要望ですよ。

まあ普通の映画を期待して観に行った人はポカーンだし、身構えて観に行った人もむむむな映画だと思いますよ。
例のごとく予告編、上にyoutubeも張ったけど完全に家庭ドラマとして宣伝しているから前者のような観客が多いんじゃないかな。
でもむしろ予告編通りにしてもらった方が面白かったと思うよ。
おかしな映画としてはずっと記憶に残る可能性はある。
しかしパルムドール受賞もRotten Tomatoesに寄せられたレビューの85%が好意というwikipediaの情報のどちらも信じられない。
俺がおかしいのか?
いやおかしいのはお前だ!
死んだら神の国で会おうぜ!

0 件のコメント:

コメントを投稿