2011年11月29日火曜日

サラリーマンNEO 劇場版(笑)


いつだったかサラリーマンNEO 劇場版(笑)という映画を観てきたのでその感想。
どういった映画かは公式サイトやwikipediaを参照してください。

サラリーマンNEO 劇場版(笑) 公式サイト
サラリーマンNEO 劇場版(笑) wikipedia

サラリーマンNEOの存在は知っているけれども、ちゃんと観たことはない、そんな感じで観に行きました。
なのでテレビシリーズと比較してとか、全体的な話というのは出来ないのであくまでこの映画単体での感想を書きます。
全く面白くなかったです。
理由は極めて明確で、ギャグが寒いからです。
これだけ書くとシュールなのが面白いんだ、お前は何も理解していないと言われてしまうかもしれませんが、はっきり言ってシュールでもないです。
擁護出来る点はあくまでNHKのわりに頑張ってコメディ映画を作ろうとしている、という挑戦だけといっていいです。
全般的にどこかで見たことのあるギャグやシーンの劣化版にしかなっておらず、革新的な要素は皆無です。
そもそもこの映画における"面白味"はおかしなサラリーマンであって、それを機能させるには社会や会社が基本的には"普通"じゃないといけない。
たとえば小池徹平の入社するビール会社の部長生瀬は過去にヒット商品を出したことがあるから特例的になんでもありの社員として登場する。
どれくらいなんでもありかというと仕事はしないし、自分専用のスペースはタイガースグッズで埋め尽くされていて、社員の判断基準もタイガースや野球に詳しいかどうかだったりする、まあ普通の会社には絶対に存在しない人だ。
これを初め感覚が極端にズレた沢村一樹や小池の同期の新卒としてやってくる平泉成だとか、基本普通じゃいない人をほとんど出落ちで登場させるわけだ。
で繰り返しになるんだけど、これを機能させるには周りが"普通"じゃないといけない。
周りが全部おかしい中におかしい人出してもダメなんだよ。
現世に死んだ人がいたら恐怖として機能するけど、地獄に死んだ人がいても恐怖として機能しないように。
そう、まともな人が出てこないんだよこの映画。
最悪社員全員がおかしくても周りの社会が普通であればアリだと思うんだけど、まともな人は一人も出てこない。
だから「この人こんなところが変わっているんですよー」の繰り返しだけになっちゃってて面白くない。
もしかしたら映画自体のフィクションラインは放棄していて、観客の常識を下敷きに置いているのかもしれないけど、ハリー・ポッターが映画の中で魔法を使っても驚かないのと同様に、観客の常識と映画の常識が違うこと自体が面白味になることは考えにくい。
その出落ちのクオリティが破壊的にヤバければいいと思うんだけど、全くそれはない。
自社の新しいビールを安売り大手のスーパーだかデパートに並べてもらおうとそこの社長になんでもするから置いてくれって営業かけたら生け花用にアマゾンにしか咲いていない花をとって来いって言われて苦労して取ってきたらその花はネットで買えた、とか面白い?
部長に決済を取りに行ったら部長について来いって言われてはるばる温泉までやってきて、そこでただ「いいよ、やれ」、とか面白い?
これはシュールとは言わないでしょう。
スベッてるんだよ。
部長がバッティングセンターにいると聞いてやってきたらマスク被ってキャッチャーやっていたとか、本当にそれ面白いかい?
どこかで見たことのあるギャグの劣化版と言っているのはそういうこと。
コント番組は減っているとはいえこれだけテレビでお笑いがやっている時代に、このレベルで笑わせようとするのは難しいよ。
まあスベっているのが面白いという見方すべてを否定するわけじゃないし、それだってウケているのが普通の場でスベるから面白く見えるっていう意味では構図は全く一緒だから、まあ映画全体でスベっても今つまらない映画ばっかりだからね、難しいよ。

まあお笑いについてそんなに語ることもないし詳しくもないのでどうでもいいんだけど、日本ではなんでコメディを芸人抜きで作りたがるんだろうね。
逆にコメディ以外の映画やドラマに芸人が俳優として出る方が多いでしょ。
そういった意味では大嫌いだけど漫才ギャングは良い部分が多かったと思う。
死ぬほど嫌いな映画だけど。
テレビシリーズについては見ていないので何とも言えないんだけど、全然面白くないからDVDが出ても観なくていいと思います(笑)

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