2012年2月9日木曜日

Elle s'appelait Sarah(サラの鍵)


何故だかここから映画メモが途絶えるんだよな。。
完全に記憶を頼って書くのは久しぶりだ。
そんな感じで年末に観たサラの鍵という映画の感想を書いていきます。
必然的にさらっと目になりそうです。
どんな映画かは公式サイトやwikipediaを参照してくださいです。

サラの鍵 公式サイト
サラの鍵 wikipedia

ナチスドイツの占領下にあったパリで行われたユダヤ人の一斉検挙の際にお姉ちゃんが弟くんを納戸に隠して鍵を締めておいたんだけど、全然すぐ帰れる話じゃなくて収容所に送られて両親とも引き離されて、何とか収容所から脱走して自宅アパートに戻ったはいいけど、弟くんは納戸で死んでいて。。ってなことがあったアパートに住むことになったジャーナリストの主人公が当時のことをいろいろ調べていくうちにいろいろ起きましたというお話です。
2011年はX MENのファーストジェネレーションもそうだったし、黄色い星の子供たちは舞台がパリってとこや家族で収容所ってとこモロにそうだし、ナチスのユダヤ人弾圧の映画を例年より多く観た年になりました。
んでこのサラの鍵はどうだったかというお話ですが、面白かったです。
この映画の面白いポイントは、当時こんな痛ましいことがありましたっていうだけじゃなくて、この痛ましい出来事のその後に触れている点だ。
またそれが辛いことばっかりでさ。
お姉ちゃんことサラは親切な爺さん婆さんに引き取られて成長するんだけど、どこか不安定で心に常に空虚を感じるようになって、その後アメリカで結婚し出産し家庭を築くんだけど、ふとした瞬間に自殺しちゃうし、また自分の住み始めたアパートがサラの弟が閉じ込められて死んでいたと知った主人公の旦那の爺さんの思いや、それを暴いていくうちに主人公と旦那の間には確執が生まれてきちゃうし。
実際劇中主人公は何度もこれについて調べることで誰かが幸せになるどころか不幸になると旦那に言われるんだけど、調べることを止めないんだ。
関わったことに対して背を向けないんだよね。
ただ辛いことばかりが起きているんだけど、みんな最後にそれを話せたことや隠されていたことを知らされることで、確かにそれまでの人生が全て嘘だったようにも思えるんだけど、何か新しい人生を歩めるような感じでね。
まあ映画的には、その時に何があったのかを知ることで傷付くことはあるけど、都合のいいことばかり聞かされて歩む人生よりいろいろ知って歩む人生が劣っていることはないし、むしろ過去の為にそうであるべきってことが言いたい感じなんだろう。
ここがこうでこうだったっていうのが難しい映画だけど、ずっと残ってずっと考えちゃうっていう種類のいい映画で面白かったです。

とはいえ、もし仮に自分の実家がユダヤ人家族が検挙されて空き家になったところを安く手に入れたものだとするよ。
勿論それは知らないで暮らすんだ。
んである日実はそこで暮らしていたユダヤ人の子供が納戸で閉じ込められて死んでいたってことがあったって知らされたら、どうする?
もし仮に自分の母親は自分が幼稚園の時に車の事故で死んだって聞かされていたんだけど、実はユダヤ人で収容所から脱走して自宅の納戸に閉じ込めて死なせてしまった弟を発見した過去があって、それが理由でずっと心を病んでいて事故じゃなくて自殺で命を落としていたと50歳になって知ったら、どうする?
まあこの映画では前向きに生きようとする様が描かれているけど、実際にはそんな簡単には前向きになれないよね。
でも知らないよりは知った方がいい?
俺は知りたい派だけど、知りたくない派も勿論沢山いるだろうね。
でもユダヤ人が虐殺されたって歴史を知りたくないから知らないで突き通すってのは違うよね。
だからまあ、今生きる人間として過去も背負って生きてかなアカンちゅうことですな。
どういうことですか?

まあそういう感じの映画なので、カップルで観ることは全くオススメ致しません。
面白い映画なんだけど、特に俺自身がそもそもあんまりDVDで映画を観ることをしないからってのもあると思うんだけど、この映画を家で観るってのがあんまし想像出来ないな。
図書館とか、最近行ってないからわからないけど、そういうところの個人用の視聴覚ブースみたいのあるじゃん。
ああいうところで観るといいと思うよ。
そうだ、今度久しぶりに図書館行ってみよう。
用事ないけど。
そんな感じの映画でしたとさ。

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