2012年3月24日土曜日

In Time(TIME/タイム)


昨日TIME/タイムという映画を観てきたのでその感想。
結構面白かったよ、で終わりにしたいところだけどシコシコ書いてみます。
どんな映画かは公式サイトやwikipediaを参照してください。

TIME/タイム 公式サイト
TIME/タイム wikipedia

現代からどれくらい未来かってのは出てこないんだけどとにかく未来、どうやってっていう理屈は一切出てこないんだけどとにかく全人類は25歳で成長が止まる、25歳以降は寿命を稼がないと生きていけないという設定のお話です。
そんな時代に貧困層は日銭ならぬその日生きる時間をヒーコラ稼いでいると。
ひょんなことから主人公のジャスティン・ティンバーレイクはいい加減死にたいと思っていた富豪のおっさんから100年以上の寿命をもらうんだけど、貧困層に大量の寿命が流れるのは良くないとする時間監視局の連中が彼を追っかけまわすようになってうんちゃらかんちゃらって感じです。
まあ何かの目的があって何分後までになになにをしないといけないっていうようなシーンがあるアクション映画ってあると思うんだけど、この映画の場合は即ち死につながるっていうのが最初から組み込まれている設定だからうまいこと飽きないようになっている。
興奮し続けないと死んでしまうという設定でとにかく人を殴ったりドラッグやったり人前でセックスしたりするアドレナリンという映画があったが、それのちょっと真面目なSF版だ。

そう、SF映画を見るたびに思うんだけど、違和感なくその世界観に入れるかどうかってのが重要なのは勿論なんだけど、入れたとしてやっぱりそれはないだろと思ってしまう設定にあーだこーだ思うのってやっぱ違うのかね。
今回のお話は25歳以降はとにかく時間があろうがなかろうが別に老いたり若返ったりするわけではなくて、時間切れになった途端即効で死ぬわけだから、死をコントロールする体の仕組みがあってそれを作動させないために寿命が必要って話になっている。
25歳より老いないのは遺伝子操作でそうなったと冒頭にあったけど、寿命をどういう理屈でやり取りするのかは一切説明はないので、とにかくそういうものだとして出てくる。
というか死ぬまでの時間という意味でさっきから"寿命"という言い方をしてたけど、別に生まれ持った寿命がそのまま反映されるわけではないので劇中で使われているようにやはり"時間"という言い方の方が正確だね。
この世界には通貨が存在していなくて、何かを得るには代償として自分の持つ時間を差し出す必要がある、例えばコーヒー一杯4分とかなんだけど、要するに貧乏人ほど早死にして金持ちほど長生きするという世界なんだ。
これが実現すると、福祉に関するコストが異常なほど削減できるわけだ。
一応福祉局ってのがあるんだけど、全然機能しない。
劇中でもこういった体制になったのは、人が増えすぎると困るからだ、としている。
だから増えてきたら物価と税金を同時に上げて貧困層に時間切れを起こさせる。
搾取する側とされる側の体制で、生き死にも管理されているというわけだ。
ということは富裕層には相続税も存在しない。
死なないわけだからね。
ここでポイントとなってくるのは、あくまで流通する時間はその量すらもコントロールされているという点だ。
限りある時間の配分が富裕層に偏っているという話ではないんだ。
時間は発行出来るんだ。
そういった描写は全く出てこないんだけど、さっき寿命という表現を訂正したのと同様の理屈で、生まれ持った時間を消費するのではなくて、25歳以降は時間を得ないと死ぬっていう仕組みだから単純に時間を発行する仕組みがあってそれを流通させているに過ぎない。
だからこの仕組みは貧乏人の寿命を金持ちが吸い取るいった構図ではなく、わずかな時間しか与えないことで貧乏人を必死に働かせそれを金持ちが吸い取るといった構図なんだ。
限られた時間を有効に使おうとかじゃなくて、今日死ぬとしたら何をする?死なない方法があったらどうする?だったら働け!という仕組みなんだ。
毎日ヒーコラ働かないといけないわけだから、デモやったり集会やったりもできないんだ。
おまけに働かない貧乏人はコロッと死ぬだけだから福祉のコストは全然かからない。
働かない奴隷より働く奴隷の方がいいに決まっている。
働く貧乏人が増えてきてパワーバランスが崩れそうになったら物価と税金を上げればいいというそういう世界のお話なんだ。
この設定面白いね。
やられたらすげえヤだけど。

最初に書こうとした内容と大幅にズレたな。
最初書こうと思ったのはアレだ、時間をやりとりする仕組みについてだ。
相手に時間を上げたり奪ったりするにはお互いの手首を合わせるだけでいいんだ。
簡単過ぎじゃない?
もちろん支払いに必要なやりとりだから煩雑だと困るわけだけど、寝ている間に手首触られちゃったらもうおしまいなんだよ。
だからだと思うけどこの世界の扉は基本鉄格子が付いている。
寝込みを襲われないためにね。
これは貧乏人のみが負っているリスクではなくて金持ちも平等に負っているリスクだから、せめて時間を奪われないブレスレット的な装備とかあってもいいんじゃないかなとか思った。
それだけです。

全然映画の中身に触れていないけど、設定が面白いしとにかく急がなくてはいけない必然があるので観ていて飽きなくて良かったです。
ただ時間をしまっている銀行、警備がザル過ぎてそこはマヌケ過ぎたかな。
トラックで突っ込んでまではいいけど、金庫開けっぱなしなんだもん。
そりゃねえよ。
でもまあまあ面白かったので、劇場じゃもう終わっちゃうけどDVD出たら観てみるといいと思います。
そんな感じです。

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