2012年9月9日日曜日

TOTAL RECALL(トータル・リコール)



9月8日土曜日に行った映画荒行の一本目で観たトータル・リコールの感想です。 どんな映画かはwikiと公式サイトを参考にしてください。

トータル・リコール 公式サイト
トータル・リコール wikipedia

久しぶりに感想を真面目に書くのでアレだけど、まあそんなガッツリとした感想を書くような映画ではないです。
鑑賞の目的は小学生当時衝撃を受けた「おっぱい3つミュータント」の扱われ方を確認するということだったんだけど、改変の多いリメイクである今回その登場に物語的な意味は皆無でまあ前作を観た人へのサービス要素程度に留まっている。
どう改変されているかというと、前回は火星が植民地、ミュータントが沢山いる、という方向のSF要素がかなり前面に出てたけど、今回は火星もミュータントも出てこないんだ。
設定は化学兵器による世界大戦の影響で地球で人間が居住可能な土地はイギリス周辺とオーストラリアだけになっていて、イギリス周辺の居住地はブリテン連邦と呼ばれて富裕層の居住地、オーストラリアはコロニーと呼ばる労働者階級の居住地で、前回は火星の支配者階級との戦いだったけど、今回は地球での戦いとなっている。
なんとなくリメイク時に置けるこういう支配者階級との関係の遷移はやはり時代を反映しているんだなとか思ったり思わなかったり、まあ別にそれはどうでもいいんだ。
とにかく前回の火星におけるミュータントの異様な異文化の象徴とも言えた「おっぱい3つミュータント」は当然今回無理やりじゃないと出しようもないし、そもそもミュータントが出てこないので怪しげな繁華街で体売っている娼婦がジャケットはだけたらおっぱいが3つだった、本当にただそれだけなので、前作を観ていない人は丸っきり意味がわからない仕様になっている。
まああれだけテレビでやっていたから、観たことない人の方が少ないのかもね。
でも最近のテレビ用の編集じゃおっぱいカットされている可能性もあるか。
どうなんだろうね。
ただとにかく俺は小学生当時このおっぱい3つのミュータントが酒場の酔っぱらいに対して「あんたなんか1つで十分だよ」というセリフを吐いたの観て、

「おっぱいの評価軸には大きさや形や色、張り以外に"数"という概念があったのか!知らなかった!」

と衝撃を受けたんだよ、本当に。
今回はこのセリフもまるっとなかったので、まあ正直出さなくて良かったと思います。

そろそろおっぱいを離れた感想を書いていきたいと思います。
全体の感想から言うと「まあそこまでつまんなくはないけど、何でリメイクしたの?」と言ったところです。
年々リメイクものが増えている昨今、「何でリメイクしたの?」と思う作品は数ありますが、これもそのうちの一つです。
絶対にこれは同意できないというか、思ったことなんだけど、前作の方が「火星、ミュータント」という映像的にかなり挑戦的なことをやろうとしていて、まあそれは原作の「追憶売ります」がそういう設定で、それがその時代の流行り"特撮"とマッチしたというのが理由としてあったのかもしれないけど、凄いことやってやろう感が感じられるんだけど、これだけCG使っていろいろやれる今なんで完全にスケールダウンしたことをやろうとするんだろう。
「リメイク」≠「スケールアップ」では決してないけど、ではリメイクの際に路線を変えるとしたらどの路線にするのか、それがリメイクの「理由」であったり「勝算」であって、そして今回は作った人らは「火星、ミュータント」を変えて「未来の地球」に、要するにもう少し起こり得る設定、言ってしまうとリアリティラインを引き上げて前回よりシリアスに感じ取れるお話にしようとしたんだろうと思う。
まあモロに最近多い諜報員アクションものにしようとしたってとこかな。
でここで完全に問題になってくるのが、今回リアリティラインを引き上げているにも関わらず、設定にツッコミどころが満載すぎるところなんだ。
前回は「火星、ミュータント」だから最後シュワちゃんが真空に近い外で顔面がアババババババーってなっていても全然オッケーだったけど、今回はそれは通用しない。
シリアス目にやっちゃっているんだからさ。

具体的にどういうことが起きているのかと言うと、今回の戦いは化学兵器によって居住できるエリアが限られた未来の地球で、富裕層側の土地が狭いので富裕層側はイチャモンつけて労働者階級をぶっ殺して土地奪うべ、労働者側はそれ阻止するべっていう話なんだけど、そもそもこれが無理あるんだよ。
だってさ、殺さなくても金があって実質既に支配しているようなもんなんだから、普通に地上げして乗っ取ればいいだけじゃん。。
そしたら勝手に端っこに労働者階級は追いやられるだけじゃんかよ。。
それでじゃあどうやって労働者階級をぶっ殺すって話にするかっていうと、まあ労働者階級のコロニーはテロリスト国家で我々に攻撃をしかけているからこっちもっていう嘘の話をでっち上げて大量のロボット兵を送り込んでぶっ殺すっていうんだけど、それこそミサイルで良くない?
しかもそのロボット兵、別に強くないんだ。。
撃たれれば壊れるし、主人公に至っては素手で倒すからね。
一体なんなんだそのロボット!
税金の無駄遣い!
これは次指摘する疑問と絡むんだけど、ロボットなんだから化学兵器に汚染された土地だろうが関係なく攻められるし、調べられるよね?
でも主人公を支援するグループは汚染された土地にいるから誰も見つけられないって設定になっているんだよ。
未来には人工衛星がないんですか!
無人の偵察機はないんですか!
一体なんなんですか!
というか普通に地下鉄で基地まで移動してるよね!
何で見つかんないんだよ!
みたいな。

まあそういうわやくちゃなことになってしまう最大の原因はブリテン連邦とコロニーを行き来するメインの方法は「フォール」と呼ばれる乗り物で、明確に劇中で語られるわけではないけど、それ以外の方法は基本的にあんまりないとされているという設定だ。
フォールってどんな乗り物?というと、

「ブラジルの人聞こえますかー?」

じゃないけど、真下にトンネル掘ってそのまま向こうに突き抜けます型超巨大エレベータなんだ。
まあ最短距離で結ばれているわけだから単純に考えて移動が早いから作ったと思うんだけど、そもそもじゃあ何で地球の裏側まで移動しなくてはいけないかというと、コロニーは貧困層なので出稼ぎに出なくては行けないから地球の裏まで行くという設定になっている。
これが原因でいろいろなおかしいことが起きてて、面倒臭いので箇条書きにします。

・地球貫通出来る技術があるのに、何で地下に街作らないのかわからない

・毎日地球の裏側まで行く定期代払えるのにみんな出稼ぎの意味がわからない

・地球のコアに近づくと無重力状態になるけど、逆にそれまで落下状態でチンサム無重力状態になっていないということは最初は時速200km以下の速度進んでいるわけで乗り物として全然速くない。重力加速度とか空気抵抗の計算は出来ないので大雑把に、仮にコアに近付くにつれ引力は強くなるので地下でチンサム状態になるのに必要なスピードを倍の時速400km必要だったとしよう。数字は違うかもしれないので仮にだ。オーストラリアの真裏がブリテン連邦だとすると地球の直径は約12,700kmなのでいくら最短距離とは言え時速400kmでは31時間かかる計算になる。どうやって仕事すればいいんだよ!ふざけるな!仮に通勤所要時間が1時間だったとすると当然平均時速12,700km必要で、マッハ10以上!戦闘機の最速がマッハ2.8だそうなので、とんでもない速度だし、まあつぶれて死んじゃうよね多分。地球の裏側で働くのは当たり前だけど無理!

全然箇条書きじゃなくなっちゃったし、もう面倒くさいからもうここで終わり!
お金払って観ても仕方ないので将来的に2週連続ロードショーとかでテレビでやるのを待ちましょう!
つまらん!

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