2013年5月22日水曜日

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点



先週の日曜日に観てきた、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」という映画の感想です。
どんな感じの映画かは公式サイトやwikipediaを参照してください。


札幌はススキノを舞台とした大泉洋主演の探偵映画の第二作目。
ちなみに前作も劇場で観て感想を書いているので、良かったらそちらもどうぞ。


で結論からすると、前作より悪くなっていると思いました。
つまらないかどうかでいうと、かなりつまらない。
前回の感想、自分でも忘れちゃっていたのでちょうど今読み返してみたんだけど、前回あんまり上手くいっていないと感じたギャグの部分、今回はそのギャグ自体が面白いかどうかじゃなくて、物語の演出上良くない方向に機能してしまっているという問題があります。
具体的にどういうことかというと、結構冒頭の方で大泉洋がヤクザに拉致られてなぜかスキーのジャンプ台にスキー板履いた状態で立たされているシーンがある。
で「吐かないと飛ばすぞ!」みたいな感じで恫喝を受けて、結果的に吐いたので飛ばなくて済むはずだったんだけど、手違いで固定が外れて滑走しちゃってジャンプ、そして見事に着地するというね。
まあこれもギャグっちゃあギャグなんだろうけど、こんなのを頭からやってリアリティラインをこれでもかというくらい下げてしまっているので、そのあとに何が起ころうがきっとウェディングドレスを着た井上真央が教会で骨壷を持って泣いたら岡田将生が生き返るかのように、すべてがどうでも良くなってしまう。
例えは、例えです。

まあ、そんな感じでスタートするので早めに覚悟は出来たんだけど、それでも見過ごすことの出来ないレベルの設定の粗さがある。
例えば、敵の設定。
今回はゴリ演じるオカマを殺した犯人を探すというお話なんだけど、それを妨害する3グループの敵が存在する、と劇中そんな説明がある。
あくまでそういう「説明」があるだけで、そんなことはないのがまたトホホなんだけどね。
どういうことかというと、ゴリと昔付き合っていたゲイの元彼が今は反原発活動を引っ張る若き政治家となっていて、その政治家にとって邪魔だからゴリは殺されたと考えられていて、大泉を襲うのは、その政治家側の妨害か、またはそれをネタにその政治家の足を引っ張りたいグループからの妨害か、あるいはそれをネタにその政治家に取り入りたいグループからの妨害か、これが妨害をしけてくるだろうと考えられた3グループの内訳になるんだけど、街中でもバスの中でもヘルメットにマスクに武器という格好でかなり大人数で襲いかかり、ゴリが働いていたオカマクラブを襲撃し人質を取って大泉洋を殺そうとするくらい過激な連中の正体は、その政治家の反原発活動を支持している、ただし直接は関係はない反原発グループというね。。
まあいろいろ言いたいことはあるけど、百歩譲ってそういう実力行使も辞さない反原発グループがあったとしても、いやどう考えてもおかしいんだけど、彼らが警察に捕まらない理由が全くないんだよね。
上記の3グループであれば警察に圧力~、とかヤクザがらみの犯罪組織で~、とかで街中で襲ってもそう簡単には止められないというのはわかるんだけど、言っちゃえばそのどちらでもなくて普通の頭のおかしい集団だからね。
大泉洋が敵の頭をボコッて敵の正体が明らかになった瞬間、本当に、何もかもどうでも良くなった。

あとそれ以外にも尾野真千子の行動の不可解さとか、高田の車がボロいのがわかっているのに何故レンタカーやタクシーを使わないのかという問題や、最後のヴァイオリンソロの運指と音がズレている問題や、そもそもヴァイオリンソロなのに流れる音楽はオーケストラだとか、そもそもゴリを殺したのは政治家と全く関係のない筋だったのに何故捜査を止める必要があったのかだとか、副題のススキノ大交差点って全然関係ないし、そもそも、そもそも、そもそも~!と言いたくなることばかりで、本当にお前らさっきから何なのとなってしまうので、どうやっても面白く感じるのは難しい映画です。
ただ上にリンクを張った公式サイトは良くできているので、そこは良かったと思います。

まだまだ公開したばかりでこれから観に行く予定のある方もいるかと思いますが、観なくていいです。
つまんないです。

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